2017.10.14 Saturday

PS10LTDのパーツメッキリペアワーク

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    1999年9月に長年の夢だったPS10を手にして大満足で、スタジオに持ち込んではリフを刻んで楽しんでいました。
    以前、一度テールピース部だけ友人に軽くリペアしてもらった事があったんですが、Punisher-2を購入した後あれこれ弄りたくなって、その余波はこのPS10LTDにも及んだのです。
    で、何をしたいかというと、左の写真を見てもらえれば判ると思いますが、ゴールドの金属パーツのメッキリペアです。

    すっかり自宅作業でそういうツールで補修が出来る事を忘れていて、まぁ以前はそうしたツールにお金を投入する事が出来ずにいたんですが、今は余裕があるので、色々考えた後に「めっき工房」を購入する事にして作業を具体化していきます。
    それでも、どこまで出来るのか自信は無く・・・。

    まずはこのブリッジとテールピースの金メッキが剥げてクロームのくすんだような色になっているものが無くなればいいんですが・・・。

     

    メッキを修復したいパーツは実のところ多岐に渡ります。

    ブリッジはやはり手を置く癖もあり、擦れてしまう部分から剥げてしまい、くすんだ状態です。
    もうネジ留めしている周辺しか金メッキも残っていない事が判ります。

    ただ、この辺りのパーツの修復は問題無いのですが、問題はペグ周りです。
    正直、パーツの交換で済ませられるならば済ませてしまいたい箇所ではあるのですが、そうそう見つからず。
    今あるパーツを生き返らせるしかありません。
    かなりこの部分のリペアに関しては腰が引けていますが、今回トライする事にしました。(作業していくうちに必然的にそうなったんですけど)


    そんなペグをヘッド表から見た写真です。
    弦巻部分はトップからもう擦れてしまってくすんでいます。
    唯一金メッキが残っているように見えるのは、座金くらいでしょうか・・・
    でも、この辺りならリペア出来そうな気はしていますが、問題は後ろなんだよなぁ。

    ペグもよく見ると中がくすんだ感じになっているんですが、これは後に分解して判りましたが、オイルの滲みのようでした。

    綺麗にふき取ってあげたら良くなったのでホッとしました。

     

    さて、問題のペグの後ろ部分です。
    丸いブランド名が入っているプレートは綺麗なゴールドなんですが、その他は擦れている部分はすべてくすんでいます。
    ペグの軸部分はクロームじゃね?ってくらい、金メッキは落ちてしまっています。
    さて、中のギア部分に影響を与えないように、どういう風にメッキを加えればいいのか思案のしどころです。

    まぁ結局は電極を当てる所を移動しながら、全面を処理するというだけだったんですが・・・・。

    では、パーツ毎に処理の流れを載せていきましょう。

     

     

    一番復活して欲しいパーツがこれ、ワイドトラベル・ジブラルタル・ブリッジです。
    PS10の姉妹品?のPS10IIやアニバーサリーモデルで気に入らないのは、このブリッジじゃないからなんですが、前者はさらにテールピースもレスポールと同じものだったり、後者もMIRAGEで使っていたようなエッジの無い格好をしていたので。。。
    この辺りはPS10のスタイルを語るには譲れないパーツなので、この形状は大事に保たなければならないよなぁと一人思っている次第です。
    左の捨身はブリッジからコマを外す為に、ネジを外して弦毎に印を付けた所です。

    コマの溝が弦毎に微妙に異なるので、使用していたネジもセットで元通りする為の処置です。

     

    まずは構成しているパーツを全て外したブリッジの下地処理を行います。
    コマが納まる部分はザラザラで磨き込めないので、ここはあえて処理しません。
    (実は綺麗にメッキが残っているので、わざわざ侵すこともない・・・といいながら、コマを支えていた溝には劣化が見られ、どこまで処置すればいいのか思案のしどころでした)

    まだ金メッキが残っているようにも見えますが、結構クロームっぽいところまで磨き込みまして、メッキを行う前段処理が出来ています。

     

    金メッキをする前処理として、ニッケルメッキをした所です。
    よく見えない写真ですが、かなり綺麗な光具合になっています。
    前段の下地処理のところでも書いている通り、コマが入るスペースは敢えてメッキをしていません。
    もうちょっと深い部分まではニッケルメッキをしたように思いますが、全てニッケルメッキで隠れるほどの前処理を施してはいません。
    ここでうまくメッキが乗ると、金メッキもうまくいく予感がします。
    いよいよ金メッキを載せていきます。
    ここで注意しなくてはならないのは、メッキ液をケチらないこと、です。
    たっぷり含ませても、金メッキとして反応するものが定着しきってしまうと、フエルトのペン先がひたひたに濡れていても、金メッキは出来ません。
    多分、金の無くなった水溶液の残り、水だけです。実際この事をうすうす気が付いたのは、この工程でした。
    なもんで、たっぷりと乗りが悪くなった時にはフエルトの先の水っ気を吸い取った上、メッキ液を補充して作業を進めると面白いように金メッキされている範囲が広がっていきます。
    右の写真を見て判るとおり、かなり濃い感じのゴールドパーツの復活になっています。
    正直な話、向かって右になるプレイする際に右手が乗ったりする部分は、メッキの乗りが悪い感じがします。
    特にエッジあたり。
    この辺りはさすがにやり直しする気が無かったので、また薄くなってきたら考える事にします。
    そうです、メッキはいつか薄くなってしまうものと諦めているので、今後もメンテナンスは続けないといけないんです。

     

    えーと、これはペグのメッキ具合です。
    この写真だと、まだまだ金メッキが載っているようにも見えますが、かなり薄くクロームっぽく透けてしまっているような印象です。
    最初は表面の軸部分だけしっかりメッキ加工しようと思ったんですが、ここまでやったんだからと本格的にやる事にしました。

    この先の処理中の写真が無いのですが、ペグはネジを外してメッキ部分にして、極力中にメッキ液が入らないように注意しながら、金メッキを施していきます。

     

    さて、テールピースです。
    最初の写真と比べたら、かなり濃くなっていると感じます。
    写真だとちょっと加工が粗く見えてしまっていますが、なんでそう見える写真なのだか疑問な程、実際はとても綺麗に仕上がっています。

    弦が止まるホール部分も根気良くメッキ液を行き渡らせて、綺麗にメッキが乗りました。

     

     

    で、ちょっと写真を撮るのが面倒になっていたので、仕上げた後のパーツを纏めて並べて写真を撮りました。


    ペグは当然ワッシャーからネジ部分に至るまで処理をしています。
    この他にブリッジの下のマウント部分やそのネジ、ボルト、弦を乗せるコマ、ピックガードのネジ、トグルスイッチのネジ(トグルスイッチ自体はクロームのままです)、トラスロッドカバーのネジも一緒に処理をしました。

    なもんで、かなりの時間を掛けています。

     

    地道な作業は後で実を結ぶって・・・多分。

     

     

    一番Before/Afterの具合が判りやすい、ブリッジとテールピース、ヘッド部分のペグ周辺部分を上下に並べてみます。

    いや〜、かなり感動的な輝き具合というか、復活ぶりです。
    こんなに違うんですが、元の写真が酷すぎるんですけどね・・・・。

     

     


     

    2017.10.10 Tuesday

    Koblogの開設・・・運用開始

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      このBlogページが随分前に作ったのだけれど、まぁ活かせず放置していた。
      新たなページを起こす時間もないので、投稿型で日々の作業記録・・・備忘録をテーマごとに残せられると楽だなぁと、ギター、クルマ、家のリフォームなどなどを記録していければ、後で読み返して楽しめるのではないかと。

      という事で進めようかと思います。

      既にHP上でアップしている内容は、改修してこちらに転記しようと思いますので、実際の作業日とは違った話になると思います。
      2016.08.28 Sunday

      トレモロ搭載

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        オクでトレモロユニットを手に入れました。

        機能的にはロック式のが良いのですが、ゴツくなってしまってZO3の風貌には似つかわしくないのですよね。

         

        なので、シンプルにシンクロナイズドタイプをチョイスしています。

        勿論ブラックパーツで・・・・

        オクで調達したのですが、出品者の何かしらの問題でパーツの調達が出来ない状態になったようで、Amazonから商品が送られてきました。

        どうやらAmazonから購入して送付先をうちにしてくれたようでした。

        このトレモロ、実はAmazonで見て値段が高いと思ってスルーしていた商品でした。オクで落札したものと同じような感じですが、安い値段で新品を手にしたような恰好となりました。

        出品者の心遣いに感謝します。(不慮の事態とはいえ)
         

         

        ブリッジプレートを外して、いざトレモロ用のザグリ開始です。

        基本的に今までついていたブリッジと構造は変わらないので、位置決めは簡単です。

        それにしても掘り甲斐がある作業です。

        材としてか柔らかいですが、細かな作業になるのでちょっと神経を使います。

        この縦貫通は差ほど気を使う部分ではなく、真っ直ぐに貫通させる事だけに神経を使っています。

        気になると言えば、綺麗なボディカラーの塗膜が欠けてしまわないかというでしょうか。

        これだけにはカッターの刃を入れてよけいな所まで削れないようにしています。

         

         

        あっという間にボディ裏の作業の写真です・・・・

        この間、色々ありましたが長いので割愛しています。

        正直この辺りのザグリは適当と言えば適当なんです。

        スプリングが張られる部分は、PUのザグリにぶつかり貫通させてしまうのを避けて斜めになっています。

        深さ的にスプリングの可動に影響が出るような深さではないので、これで行くことにします。

        アース線用の穴を開けてアース線を通した所ですが、この後キャビティ全体を塗装しています。

        見てくれの問題もありますが、強化目的でタイトボンドを染み込ませてみたりしています。

        本来ならば、スプリング受けの方は単なるネジ留めではなく、プレートを埋め込んで、そのプレートにボルト締めされているプレートでスプリングを張るのですが、プレートまで自作する気になれず、普通のプレートをねじ止めするだけで何となくいけそうなので、ちょっと妥協します。

         

        そんなこんなでトレモロを無事搭載しました。

        パーツがブラックになって、印象がガラッと変わった感じがしますね。

        なかなか良い感じに仕上がったと思います。

         

        実はこの写真は次の作業を終えてからの写真なので、変わった点が既に見えていますが、その細かな作業については次の記事で説明します。
         

         


        2016.08.14 Sunday

        回路の修復からペグ交換まで

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          このZO3を買ってから随分経ちますが、トーン回路を追加して、ディストーションを埋めたり、センド&リターンでエフェクターをかますことが出来るようにしたり、こまごましたことはしてきましたが、しばらく弄っていなかったので作業対象にしてみました。

           

          小さな目も当時無かった赤/青で光るLEDを自作して、POWER-ONで赤、ディストーションONで青で光るようにしていますが、どうにも面白味が無いんですよね。

          なもんで、回路も含めて色々さわっていこうと計画しています。

          で、肝心の回路ですが、ディストーションの回路がどうにもちゃんと機能しないような状態で放置していたのに気が付き、何とか元に戻そうと弄っていたら、アンプ基板に乗っているボリュームを壊してしまい、面倒なことに・・・・。

           

          で、以前オークションでZO3のアンプ回路部を自作して出品されている方がいたので、検索してみました。

          すると見つかったのですが、現在出品していないのでしばらくウォッチする事にしていました。

           

          という事でオクでブラックのペグを落札してみました。

          かなりヘッドの部分が引き締まったイメージになり、カッコよくなりましたね・・・これは大満足です。

          1、2弦のテンショナーがゴールドパーツなのが痛い感じがしますが、おいおいこの辺りも換えて行くことになりますね。

           

          こうなるとだんだん弄る内容もイメージが固まってきて、ブラックパーツでブリッジはトレモロにして、ロックナットにするか、と。

           

          そうなったらパーツの調達だってことで、これまたあれこれとオクで探し始めました。

          ただ、気になるのがトレモロの埋め込みですが、裏のバネ長が普通の長さでは絶対長すぎるよなと思っていて、調べていく中でフェルナンデスのパーツ通販ページを見ると、ZO3用のスプリングが売っていることに気が付き、これは手に入れるしかないと。

          ただ、まだトレモロユニットを手に入れていないので、購入する気になれずまずはブックマークをするだけに留まりました。

           

          そんなこんなしているうちに、手を入れたのはZO3の目にあたるLED部分です。

          こいつをパーツを色々物色している中で気になった、スイッチでONにした時に青く光るやつでした。

          これ、ZO3の目にぴったりじゃん!という事で早速購入してオクで出品されてたディストーション回路も搭載されたアンプを落札して、一緒に組み込みしました。

           

          ただ、このスイッチは1回路しかないので、電源のON/OFFでしか機能させられません。

          ディストーションのON/OFFは別につける事にします。

          現状でもミニスイッチで切り替えているので、それでいいかな・・・・。

           

           

          で、あれこれやっている中で、ノーマル音のバランスとディストーションを効かせた時のバランスを調整がうまく出来ず、構造的にボリュームを絞って音を下げるとディストーションの効きも甘くなってつまらないので、ON/OFFスイッチを取り去り、マスターボリュームを付ける事にしました。

          こうする事でボリュームをフルテンで、マスターボリュームでスピーカーから出る音量を下げられるので、ディストーションを効かせた状態で音を絞れるので、まさに希望通りの仕上がりになりました。

          ただ、こういう回路はまったくのド素人なので、チョイスしたボリュームだとうまく微調整が利きません。

           

          Aカーブ、Bカーブとかの問題じゃないように思いますが、まぁ使う音量の領域では問題ないので、構いません。

          で、回路弄ったついでにもともと付いていたカバードタイプのピックアップのカバーを外そうとしたら、結果的にマウント部分が無くなってしまう事に気が付き、手持ちで余っていたGibsonのカバードタイプのPUに載せ替えてみたりしました。しかし、他がゴールドパーツなのでクロームカバーのPUは浮くんですよね・・・こりゃいかん。

          という事で、早々にこのPUはダンカンのPUに載せ替えてしまいました。

           

          続きはまた今度

           

           

          2016.03.16 Wednesday

          クロームパーツに載せ換え

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            友人からIbanezの純正パーツでジブラルタルブリッジとクイックチェンジのクローム版がオーダー出来るとの事なので、お願いしてお注文してもらっていました。 無事入荷したのでくすんだブリッジは速攻で交換、また自作で作った特殊ボルトも純正品に交換出来ました。 クイックチェンジテールピースは見た目遜色ありませんが、やはり純正品に交換した方が「らしく」て良いです。 完全なこだわりの処置ですが、これ以上このPS120BKに求めるものは無いと思っています。

             

             

            いやぁ、やっぱり綺麗です。

            ヘッド周りのバインディングがもうちょっと良ければ、もうPS10な感じなんですがね。

            まぁPS120BKが進化してこれだけの風貌になってくれれば、御の字です。

             

             

            2015.07.10 Friday

            テールピースを交換

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              ついにやっぱり気になるクイックチェンジ・テールピース部分。
               厄介な事に(目の毒)ずっとオークションでは、今回のPS10で使用されているクィックチェンジIIIと同じモデルでゴールドのパーツが出品され続けています。
              とはいえ、ジブラルタルブリッジの様にベースになるものがあって、課題は掘り込む部分だけというものに比べ、このテールピース部に関してはアンカーを引き抜いた後の穴埋めとボルト立てが必要になってきます。
              このボルトを立てる方法がイマイチ分からず、一時はブラスを切り出しブリッジ同様にサスティンブロックのようなものを作って付けようかと思ったのですが、掘り込みの精度も要求されるので却下。
              PS10LTDを良く見ると奥まった所にナット部分が仕込まれているように感じられます。ナットをこんな奥に仕込むには木工作業の最初にやらねば出来ないんじゃ・・・と混乱したんですが、色々調べると「鬼目ナット」というものが存在することが分かりました。
              ようやくボルト立ての方法の算段が浮きましたが、元の部分は8mm、テールピースを止めている部分は5mmというのがオリジナルですが、上下でネジ径が事なるパーツをくみ上げるのは無理なので、5mmで行くことにしました。現実的にボディ直付けでテンションを変えるような事しないし・・・。
              ネジなどの細かなパーツを揃えいよいよアンカー抜きから。ブリッジに比べこちらは結構簡単に抜けてしまいました。緩かったような感じ?
              さてこの後穴埋めしてしまったら後に引けません・・・という事で、考えが変わらないうちに作業を進めます。

               固めの木材から丸棒を切り出して穴を埋め、元のテールピースの各弦位置を記した場所に合わせ、新しいテールピースの位置を割り出します。
               正直ブリッジがほんのちょっとだけ6弦側になっているので、テールピースをそのほんのちょっとズラして付けることにします。と言っても2弦一本分位です。
              クィックチェンジの構造上、センターに付けてしまうとダメなので、1弦側はブリッジと平行として6弦側が下がっている感じで位置を決定。
               鬼目ナットは外径が7-8mmになるので、途中まで8mmで開けて7mmで掘り進みナットが深く行くにしたがって締まっていくように入口部分のみテーパー上にしています。
               (この時1弦側の位置を失敗したので、再度埋め木をして穴を開け直しています。ネジ穴は瞬間接着剤を沁み込ませ固くしておきました)
              1弦側のネットを締める際にコントロール部に繋がっているアース線の道に向かってドリルで穴をつなぎ、アース線を通しておきます。
               心線を長めにむき出しにして鬼目ナットに接触するように締め付けて行きます。この時は六角レンチを使いますがテールピースを当てながら垂直を意識します。
               無事テールピースが固定出来る幅にナットを埋め込む事が出来たので、最後の関門の埋め木の処理です。
               想像通り後処理にてこずりましたが、まぁ目立たないのもあってよく見れば荒が見えてしまいますが、まぁいいでしょう。
               無事、クイックチェンジIIIが付きました。これでバィンディング以外はPS10と一見見分けが付きませんよ、たぶん...。

              2015.06.10 Wednesday

              ハーフ&ハーフナットの制作

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                さて、踏み込むべきかどうか悩んでいた部分にいよいよ踏込みます。
                Ibanezギターでは有名なハーフ&ハーフとなるナット部分です。
                Punisher Bassではブラスナットの制作に踏み込んだのですが、あれは造形が大きく形成し易いと思ったからでした。
                ギターのナットは特に一弦なんて細い溝を掘るのには簡単にはいかないものだろうと思われたし、ナット形成の方法がちょっと難しいものに思えていたのでした。


                で、何故踏み込んだかというと、既存ナットの流用での加工に目鼻が付いたからでした。

                ゼロからナットの切り出しはPunisher-2でやってはいますが、太いベース弦のそれとギターとは違い、簡単ではないと思っていました。

                まして、この時点ではナットの溝切りをするための工具は一切なかったので。

                 

                ブラス板は2mmと決めていましたが、既存ナットをどういう風に2mm削るかが一番の悩み所でした。
                 本来は加工済のナット材とタスクとブラスの二つを用意して、2mmづつに薄くして張り合わせるという構想でしたが、得てして同じメーカーであっても同じ溝切りをしているかは不明なため、無駄を承知で材料をそろえる気になりませんでした。
                で、既存のナット(削った感じどうやら牛骨)を生かして2mmブラスを足して、牛骨を2mm削るという方針は決まりました。
                がしかし、カーブを描いたヘッド側を残し平面を出さないとならない側を削る構想でいた為に、踏ん切りが付かずここまで来ました。
                 楽天で2mmの真鍮板をポイントで賄い、目立てヤスリも買いそろえいよいよ加工します。結局ネック側の平面を活かしブラスを貼り付け面取りをして、ヘッド側を2mm落とすことにします。
                ブラス板を切り出すのに労力を惜しみ、ジグソーを使って10mm x 40mmの大きさを賄えるように大きく切り出し、ナットをあてがって罫書をしてヤスリで削り出します。
                 瞬間接着剤でネットと固定をして、いよいよ弦の溝切りを行いました。目立てヤスリでは4-6弦のガイドになる溝を切って、後はドリル刃を使って丁寧に溝切りを進めました。
                 最低ラインは元のナットの平面位置を考え、何とかやりましたが悩みは1弦でした。結局ノコ刃を付けたルーターで掘り込み、先週ホームセンターで見つけたドリル刃セットに入っていた考えられないような細いドリル刃を使って思い通りのラインで溝切りを行えました。
                 最新の注意を払いペーパーがけで整え、ナットのハーフ&ハーフ部分を完全固定し、ギターにも厚みを4mmに整えてから固定しました。
                 心配していたチューニングの狂いもなく、ヘッド側で弦の振動がする事もなく、エッジが聴いたサウンドとなってくれました。
                 見栄えもいい感じになってくれて、もうこれ以上は弄る必要が無いかなという所まで来ました。大満足で

                2015.06.01 Monday

                踏み込んでしまった領域

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                  結局やっちゃいました・・・
                   ちょっと怖かったんですが、ジブラルタルブリッジを手に入れ(PS10LTDの交換部材として購入)、無理だと思っていたサスティンブロックも手に入れたので、何とかPS120BKに付ける事をずっと考えていました。
                  ボルト部分がちょっと考えものでしたが、上下とも同じネジ径だったので加工の目途がつき、ホームセンターでサイズを確認してM5で頭を落として長さが足りるものを購入。
                  メッキが出来るようにとスチール製のネジにしています。ステンレス製だと加工が難しそうなのもあって・・・。
                   途中の径が太くなっている部分は、ナットを3つ並べて半田を流し混んで連結し、ヤスリで角を落としてドリルに付けてヤスリで旋盤のごとく削りましたよ、意外によく出来てびっくり。
                  これで構成部品がそろったので、いよいよザグリをどうするかに集中していました。
                   知り合いの楽器屋さんにお願いするのは間違いがないのだけれど、深ささえ間違えなければ何とかなっちゃうと思いました。
                   今のブリッジを支えているアンカー位置もサスティンブロックのザグリ部分でカバーできてしまいそうなので、アンカーを抜いた穴から広げていく構想で・・・。
                  ザグリは毎度のルーターを使うんですが、この為に新しいビットを購入しました。荒目のヤスリ状のものですが結構ハードな感じで期待が持てます。
                   掘り始めが緊張しますがアンカーの内側を慎重にルーターを使って穴をあけていきアンカーを緩め、皮を敷いてニッパーをテコの原理で「えいや!」と抜きました。
                  で、想定通りのアンカーの穴が開いた訳ですが、ここからが緊張の時間になります。
                  もうアンカーの内側は穴が無残に開いているので、もう後戻り出来ないのでブロックの高さよりちょっと短い位置をドリルのビットにマスキングテープでマーキングして、適度に穴をあけていきます。

                   

                  イメージでは削りながらドリルの刃先を慣らしていけばほぼ平坦になるかなと・・・実際はそんな簡単にはいかないので現物合わせで深さを決めていく事になりました。
                   楽器作りの達人が使っているような工具を治具を使えばあっという間に綺麗なザグリが出来るんでしょうけれど、ガイドを起こさないとならないなどの事前作業が必要になるので量産する訳でなければ結構無駄な作業が発生するんでしょうね・・・そんなのもあって、自分でやることにしたんですが。

                   第一弾でドリルの刃先まで平坦に慣らしましたがブロックを落とし込みするに至りません。微妙にどこが当たっていて落ちないのか分からないんですけど、中心がズレないように慎重に広げていきます。
                   無事ボディ面に落とし込む事が出来たので、ザグリ部分にタミヤカラー(!)で黒く塗り潰し、クリアを吹いて乾燥。塗装しているのに後からアース線用の穴をコントロールキャビティに向けて貫通させシールド線を通し、ブロックの方には5C2V同軸ケーブルを割いて網線を取り出して敷き詰めました。これにアース線を半田付けして共通アースにこれまた半田付けしました。
                   面平面を確認しながらブロックをネジ固定し、無事ジブラルタルブリッジをボルトで固定。
                   弦を張り直してチューニング、オクターブも合わせていい感じに仕上がりました。

                  2015.03.27 Friday

                  スイッチ周り

                  0

                    さて、かなり希望通りの仕上がりになってきましたが、もう一つ気になる所。
                    トグルスイッチのゴム台座とノブの形状だ。
                    PS10のトグルスイッチのノブはレスポールのような先端が丸いものではなく、軽いカーブがかかったフラットなもので、全体的にもスリムな感じのものだ。
                    そもそも最初につけられていたスイッチはクリック感が強く、スイッチングなんでとても出来るような代物ではなかったので、いの一番に交換したのだが、switchcraft製の操作フィーリングは良好なもののノブがインチサイズで合うノブが無く、元のクリームノブを付けていてIC1100のような外観に・・・。

                    ノブは黒い方が好みなのでやはり変えたいんですね。


                    facebookで友人がオークションでホワイトのゴムが出品されていたとの情報をもらい、こういう時こそオークションだよなと思い立ち、探し初めて数日。いいタイミングでアッセンブリごと出品されている方がいた。
                    劣化具合が気になるが、問題なさそうな良品のようなので落とすべく残りの日数をカウントダウンするかの如く見守っていた。
                    最終日ラスト10分という所で動きだし、既にほかの入札者が札を入れているものの、時間的に見過ごしている可能性もあったので、上乗せして終了を待った。
                    無事300円乗せただけで落札出来たので、ラッキーだった。無事入手してスイッチを分解し、接点を磨いて組戻し古いスイッチではあったが、トグルスイッチはこいつを丸々使う事にした。
                    後はノブなんだが、これまた用意していた黒のボディを削ってスタイルを似せたものをつけようとしたら、ネジのピッチが合わず作業がストップ。このスイッチについていたのは木製?とも思えるようなくすんだ汚いノブだった。外してよく見ると重いしどうやらブラスっぽかった。
                    意を決してヤスリとルーターで削り出す事にした数分、結構良い恰好になった。

                    黒メッキをしたい所だけど、めっき液をこの小さな部品の為だけに買うのはしたくなかったので、ニッケルめっきをじっくりやって黒くしてしまおうとメッキ処理をしてみたが、こんな時に限って綺麗にピカピカのニッケルめっきが出来てしまった。まぁこれはこれでOKで・・・・。

                     

                    このPS120BKのジャックプレートは当初キャッツアイと呼ばれるプレートが付いているんですが、どうも好きになれないので、四角いタイプにします。
                    レスポールで使う真四角なのでは合わないので、ジャック部分が少し落とし込まれる成形プレートに交換、その際にジャックもswitchcraft製に換えました。


                    自分のシールドで使われるプラグがswitchcraft製なので相性は良くなると思います。
                    ネジ穴をあける部分がバインディングにかかるので、ちょっと躊躇いましたが元に戻す必要がないので良しとします。

                     

                     

                    細かい部分ですが、ピックアップのエスカッションを止めているネジですが、安いギターにありがちな丸皿タイプの面が大きいタイプが使われています。なので、これを平皿タイプのネジに交換します。
                    エスカッションは換えなかったので、少し落とし込みが深い感じがしますが、まぁこれはこれでOKです。
                    他にはエンドピンをジムダンロップのロックピンに交換し、キャビティのカバーをアクリルミラーで作り直しして交換しました。
                    ボディ裏を見るとIC1100のようなルックスになっています。

                    2015.03.27 Friday

                    ノイズ対策など

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                      ノイズ対策のアース処理チープなボリュームポッドを手持ちのポッドに換え、キャビティには銅テープを敷きこみすべてを結んでシールド効果を高めてみた。
                      これいままでどのギターにも施してきた処置。
                      ノイズヘルのような塗料タイプの処置はもともとされているが、それぞれをアースに落とすような処置まではしていないし、完全に塗れているわけでもない。
                      なもので、シールドボックス化するために(PU部分はオープンではあるけど)銅テープを貼りこみ、キャビティ間はアース線を半田付けしてコントロール側でブリッジアースと共通化している。

                      同時にコントロール部分のポッドやジャック関係も交換してしまう。
                      配線も単線を使っているので、シールド線にしてごちゃごちゃしている配線ルートも綺麗にやり直す。こういうのって実は音に関わってくる大事なことだと思う。
                      PUはトミーモデルからスーパーディストーションを移植するか悩んだが、ちょっとイメージが違うんだよな。ポールも実際はダンカンを使っているようだし、実際サウンド的には足りないという事でもないので、今はこのままでいこうと思う。
                      それよりも今LTDに付けているIbanezのV7/V8を移植するか、また出物見つけて改装したいくらい。
                      友人に教えてもらって買ったあの時、何だかお金無くって余分に買うような思いも生まれず、勿体ない事した。

                      LTDは元のPUに戻してしまおうかな・・・でも今のルックスは最高にカッコいいしな・・・悩みどころ。

                       

                      さてアレコレ弄りたい中でどうしても換えたいと思っているのは、前述の通り「パーロイドボタン」のマシンヘッドだ。
                      PS120BKの購入報告からfackbookで写真を公開していたが、フレイムスさんの書き込みにまさにこのマシンヘッドが3セットあるとあったので、急いでメッセージを送りブツの確保に走った。
                      もっと価格が高くなってしまうよなと思っていたので、良い値段で手に入れることが出来て本当に良かった。
                      翌日には振込完了し、即発送頂いて週末には無事改装する事が出来ました。
                      やはりこのルックス、最高です。
                      トラスロッドカバーはポールのサインがあるものの、プリントでイマイチなんですが、ここは自作はちょっと難しい所です。

                      ちょっと手はあるんですが、今は考え中です