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2011.07.03 Sunday

Abalone Inley

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    踏み込むかどうか悩んでいたんですが、踏み込む事にします。
    スペックを見ると"White Pearl Diamond"って書いてあるんですが、まぁアバロンじゃないんですよ。 値段からして当たり前なんですけど・・・。
    で、"White Pearl"なるものがどんなものか考えたんですが、白蝶貝ならばねぇ、まぁそんなこともないワケですよ。
    ちなみに右の写真は本物のPunisherのネック具合です。
    やっぱりアバロンのインレイポジションはカッコいいですよ。
    さて、踏み込んだ理由ですが、アバロンの加工が一番のネックだったワケなんですが、アバロンの加工が何とかなりそうだったからです。
    最初は釣具で「アバロンシート」ってのを見つけて、これ使えそうって思ったんですけど、ルアーとかに貼るやつみたいで曲面にも貼れるって・・・んーヘッドに貼って塗装するワケじゃないんで、ちょっと利用方法が違うなーとこれは却下。

    しばらく「アバロン」「インレイ」とかであちこち検索して見つけたのが、「アバロンラミネイトシート」でした。
    インレイ用のどんだけ彫っているか判らないんですが、表面しか見えないしうまく今のインレイを取り出せれば、このシート厚分研磨して張って戻せばいいじゃん!という事になって、配線材と共に購入した次第です。実際にモノを手にしてみると加工はどうしようかなと、ちょっと手付かずでした。


    そう考えていても仕方がないので、今のインレイを外すことにします。
    インレイ加工の方法を見るとエポキシ系の接着剤を使っているとの事で、外すときのテクニックでヒートガンかドライヤーで暖めて外すというものがあったので、試してみました。

    指板の掘り込みのエッジはしっかりしているので、隙間が無いので下手にこじってガタガタにしたくはないので、ホットボンドでインレイ表面にビスの頭をつけて暖めて抜くという作業をしたんですが、びくともしません。

    どうせ磨かなきゃならないんだからと、瞬間接着剤で板バネのようなものを接着し、暖めてテコの原理で抜けないかなとやってみましたが惨敗でした。どうもこんなのじゃ抜けそうもありません。 抜けない事には始まらないので、ここらで腹を括ることにしました。
    インレイに穴あけて取るか、ダメなら割れてもいいからがっつり外してしまうというものです。
    ドリルで小さな穴を開けてひっかけて取ってしまおう、と1mmのドリルビットとやり過ぎはマズイんで、それを廻すためのピンバイスを買ってきました。
    恐る恐るインレイに歯を立てて穴を開けていきます。

    出てくる削りカスに、「これプラじゃねーのか?貝じゃないよな?」と疑い始め、一つ穴を空けただけじゃ太刀打ち出来ず、その穴に小さなヒートンをつけてみましたが、抜けない。しょうがないのでコテ先をセラミックの細いものに換えたハンダごてを用意してインレイにコテ先を充てていきます。

     

    左は試しにハンダごてで取り除いた所、右の写真は全て取り終えた状態です。
    計10個ですか・・・当初は浮かして取ったインレイをベースにするという目論見だったので、こうして溶かして無くしてしまうとちょっと元素材になるようなダイヤカットのインレイ材が無いか調べ始めてたりして、最初の覚悟はどこ行った?って感じになりました。


    驚いたことにベースってヤツはこの状態で何の不都合もなくプレイ出来てしまいます。
    あの太い弦でインレイに当たる程押さえてませんし、ま買ったばかりでインレイの穴が開きっぱなしでプレイも出来ないのでは、暗くもなりますがそのあたりは全然問題なしです、良かった。

    さて、インレイの代わりにどういう風な作りにすればいいのか決めかねていたんですが、いよいよここまで来ると放置してばかりはいられません。
    で、インレイの土台にプラモの老舗
    TAMIYAさんの所のプラ板を使うことにします。

     

    板厚は最大の2mmを購入しました。インレイの穴はざっと3mmあるんですが、若干デコボコなのと接着剤の量、アバロンシート厚さの差し引きで2mmではちょっと足りない感じ。
    しょうがないので2mmの板を重ねて4mmの板にして切り出す事に決めました。当然厚いので削ってしっかり表面を出してアバロンを貼った後、反対側を削ってアバロン分を落とすという手法で、指板を研磨しないでも良いようにしたい・・・所です。
    いきなりなんですが、インレイの取り外しが予定外の結果になってしまったので、穴の型取りが難関なんですけど・・・最終的にはマスキングテープを貼ってオーソドックスに鉛筆でエッジをなぞって写し取るという方法を取りました。
    試しに1個作ってアバロンも貼ってみたんですが、イマイチ・・・・。
    しっかり気合を入れ丁寧に10個の切り出しと削りをして、面一になるように頑張りました。作業効率上げる為に途中で治具(左の板)を起こして、角出し・面削りをスムーズに出来るようにしたら、かなりの量産体制が出来てしまいました。
    インレイベースはこの時点で4mm厚から何度も指板にはめ込んで面一になるようなサイズになっています。実際の所は2.2〜4mmという感じでした。
    2mm+1mmで良かったですね・・・ちょっとケチりました。
    で量産体制は良かったのですが、パーツが細かいので指先がギターを弾く気を起こさせないような痛みを伴い、ちょっとヘコミました。
    で、ようやく左の写真の経過を辿ってインレイが出来上がりました。
    それぞれがキレイなダイヤモンド型ではないんですが、穴合せなので最終的に表面がアバロンになってしまえば、大分見てくれも変わるものだと思います。
    このアバロンシート・・・お湯につけるとやわらかくなって切り易いって説明があったんですが、流石にサクサクは切れなくてカッターでゆっくり切れ目を入れて最小限のスペースを使って必要個数を作る事に成功。(まだ倍以上作れる程シートが余って良かった)

    このまま一気に作業を続けて角を割ったりしてはマズイし、テンションが下がるので一旦作業を休憩します。後は落とし込みの削り込みと、エポキシ接着剤に混ぜる染料が問題か・・・。

     

    普通の手順だとローズウッドの削りカスを混ぜたり、染料を混ぜたりして、隙間を埋めて研磨してトップを出すという工程なんですが、今回の作業工程ではそうはいきません。指板の研磨はちょっと最小限にしかやるつもりはないので、きっちり落とし込み分の削り込みをしないとならないですね。エポキシもそんなに使って後処理が大変にはなりたくないし・・・最終段階で色々悩み所です。
    で、いよいよアバロンインレイに見立てたパーツを、指板に埋め込んでいきます。
    表面厚が0.2mmしかないのできっちり面一にする為に、プラ板は実際の所落ち込まない為の土台の役割として厚みがあれば良く、出来ればアバロン部分がしっかり埋まってくれればいいのですが、なかなかそうはうまくいきません。

    調整でやすりがけするといびつになってしまって、ダイヤ模様が薄く貧弱になってしまったりしそう・・・。

     

    注意しながら嵌めてみますが、思いの他きっちりはまってしまって、エポキシ入れてないのに外すのに苦労したり、きっちり作ったはずなのに隙間が空いてしまって泣く泣くボツにしたポジションもあり、この段階でも気を抜けません。
    まぁそうこう言ううちに作り直し4個のNGが発生しましたが、無事埋め込みが出来ました。
    左が作り直しとなった12Fの2個、右はしっかりと収まった5Fのインレイです。
    12Fはまだ磨いていないので指板がマスキングテープをはがした状態で、ナンだかカサカサになっている状況。
    21Fがちょいと浮いた感じになってしまったので、ヤスリがけして揃えました。それ以外は1000/1500番のペーパーで磨いて、コンパウンドで細かく磨いてレモンオイルを塗って仕上げています。更にコンパウンドで磨くとアバロンの輝きに深みが増していい感じです。 でも、実物はどうなんでしょう・・・あまり余計に光っているとアクリルっぽい偽者っぽさが出てきてしまいそうなので、適度に・・。

    これラミネートですが、本当のアバロンなので・・・(まぁ合板みたいなモンですけど)。

     

    さて、上にも表示した作業前のインレイの具合とアバロンにした後の表情です。
    作業前の写真はちゃんと撮っていなかったので、ネットで探したもので光の加減などで指板の色合いが淡い感じがしていますが、オイルで手入れ後の感じはAfterで示した様な感じになっています。
    参考にしたオリジナルのPunisherの感じでもちょっと淡い感じの指板のようですが、手入れなどの処理次第なんでしょうね。(背面が赤の写真はネットで見つけたPunisherオリジナルの中古販売での掲載写真です)

    まぁこの写真を見ても判るように、ストラップピンの位置がヘッド側は実は角のトップではなく、トップ裏なんですよね。

     

    まぁここまで同じにするかどうか判りませんが、プレイし易いのであれば位置を変えてもいいのですが、バランスが崩れるかもしれんし・・・
    シャーラーのM4に載せ替えた時に考えようかな、と思います。(やっぱり換えるんかいっ!)

    という事で、購入後思いの他早い内に、自分の好みに仕上げることが出来て大満足です。
    実は、マシンヘッドの他に気になっているのがブリッジ。オリジナルでブリッジは何使っているんでしょうか?
    このPunisher-2はごく普通のプレートを曲げて穴を開けただけのブリッジなんですが、バダスとかのブリッジだったりして・・・とか考えながらも、カバーで見えないので良いかなと思ったりで。
    で・・・やっぱり気になったんでオリジナルを持っている友人に写真を撮って送ってもらうことにしました。
    おかげでブリッジはペグと同じシャーラーのローラーブリッジ3D4を使用している事が判りました。

    いずれ・・・

     

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