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2011.08.18 Thursday

Schaller Machine Head M4a

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    さて、Punisher-2の改造記も最終章です。
    ブリッジの載せ換えと並行して作業していたんですが、思いの他苦戦していて一度下地まで作った塗装を一旦全部剥いでやり直しとなった顛末です。

    そもそも塗装が一番の鬼門だと思っていた通り、予想は見事に的中してヤバい方向にどんどん進んでしまいました。
    実はペグを単純に取替えりゃ、あっという間の作業なんですよ。これを付け替えた後に残るネジ穴塞ぎと、ちょっとなぁと気持ちに引っかかっているCortのブランドロゴが「何とかしろ、何とかしろ」って語りかけてくるんですよ。(ウソ、ただ何か工作したいいい訳作りの空耳です)

    で、ヤバイっていっているのに、これまでの作業が何とか壁を乗り越えてきてしまったので、今回は出来るんじゃないかって勘違いしたんだと思います。調子に乗ってたかも・・・

    ジーンのサインもオリジナルとよく比べると、大きさが何となく違うんですが、まぁ並べて見るワケじゃないし本物だよって騙すつもりもないので気にしません。
    実はこじんまりとあるブランドロゴもさほど気にならないといえば気にならないんですけど、オリジナルが無いのにあるのもねぇ、って。
    で、こっちは軽くヤスリ目を入れてラッカーの黒を拭いてマスクしたんですよ。すると黒っぽさが違うんですね・・・真っ黒じゃないんです。
    ボディ色の方が真っ黒でグレーがかって見えちゃうんですね。これはマズイって事になってちょっと途方に暮れてあらぬ方向に進むことになります。

     

    肝心のヘッド裏がどうなっているかっていうと、元もと付いていたペグを外すと黄色い線の通りのホームベース型にくっきり跡が残っているんです。
    SchallerのペグのM4aを当てると合わないんですよ、というか隠れない。
    これはちょっと予想外。(ネジ穴は想定内というか判っていたんだけど)
    で、気になってしまってとりあえずは黒く塗った楊枝を、接着剤をたっぷり付けて差し込んで固まった所をカッターで切り落として平面を出したんですが、どうにもイマイチで・・・。
    結局、左側に見えるシリアルナンバーも真ん中に書いてあった文字も消してしまいました。
    まぁオリジナルを踏襲しているって言えばその通りなんですが、ちょっと寂しい感じも無いわけじゃありません。
    実はラッカー塗装をしている際には頑張って残していたんです。
    しかし、色合いが合わないことでヘッドのど真ん中にあった文字を残すのは無理だと思い、削ってしまった次第です。
    シリアルナンバー周りは最期の最期まで温存していたんですが、どうにも処理が甘くなってしまうラッカー塗装に嫌気がさして、うすめ液を買ってきて全部剥いだ際にシリアルナンバー周りが侵食して溶け出してしまったのでやむを得ず溶かしきって塗りつぶしする事にしたんです。

    このラッカーでの塗装はネックに近いところでも顕著に目立ってしまい、ネックとヘッドの境がどうやっても色合いが分かれてしまうので、多分どこかで諦めて塗り直した事と思います。そういう意味で塗装で悩んでいるときに、色々意見や助言を友人に頂けた事で踏ん切りと進むべき道が示されて、その中での自分なりの選択肢でこの方向に進めたというのは有難いことでした。
    多分、あのまま自分だけで悩んでいたら、中途半端な出来になって下手すると修正不可状態に落ち込んでいたかもしれません。

    そう考えると危なかったなって思います。

     

    そういう間の処理があったんですが、このラッカー処理だけ(ヘッドだけで)1ヶ月はやっていたと思います。
    我ながらよく我慢して作業をしていたなと思いますが、やはり新品を買ってすぐこんな作業をしているという「復活」への道を諦めちゃいけないと思っているからこそだと思います。
    左の写真はすでにラッカーを剥がして、ボディ色の黒の再現をカーショップで極力真っ黒になるだろうと予測して買ってきた、ボディスプレーを吹いたところです。
    ヘッド裏はネック部分と境目が判らない状態の真っ黒状態です。
    実は最初にスプレーではなく、安いレタッチ用のペイントを買って筆塗りみたいな下地を作って、色合いがバッチリだったんでこのままクリア吹こうと思っていた位だったんですが、どうにもマダラになってしまうので、ボディの例の旧ペグ跡やネジ穴の轍などを埋め込んで下地として、表面に同色のスプレーを買ってきて何度か吹いた状態です。
    クリアを吹く前に1500番くらいのやすりでちょっと擦った所ですね、ヘッドの表面も同様に全面を擦っています。

    このオリジナルのポリ塗装はやすりで擦ると、コンパウンドで処理をしてもなかなか傷が消えないという厄介なものです。ちょっと躊躇しましたが、ジーンのサイン上も軽く擦っています。

    ヘッド表面のブランドロゴは思い切ってロゴの部分まで擦って表面にエポキシの接着剤で盛って黒を吹いて下地を作っています。

     

    後で塗装が痩せるかな?とかパテ埋めすりゃ良かったなーとか・・そもそも軽くクリア吹いてから黒でマスクするだけでよかったんじゃないか?黒も真っ黒で塗れるワケだし・・・。
    まぁ何でそうしなかったかっていうと、クリアは時間を置けないポリウレタン系のスプレーにしたからです。
    ロゴを消すにはジーンのサインと白の縁取りを塗ってしまわないようにしなくてはならないので、まぁ無理なんですよね。

    で、いよいよ意を決してウレタンスプレーを始めることにしました。
    これ、使い切りしなくてはならなくて、しかも高価。
    ラッカー処理して不手際で塗装を溶かしてしまうのが関の山なんで、ラッカー塗装ではない選択肢はこれ以外には無いものでした。
    幸いにもカーショップのメンバーでもあったので、カード提示で5%引きになったのはラッキーでした。(ネットで見たら2,000円以下で売っている場所も見つけたんですが、送料考えるとあまり大差ないんですよね、すぐに手に入るという時間という価値を考えると送料分は価格差として我慢出来ないなと。
    ま、そういう葛藤をしながらもここまでの作業に辿りついたって状況です。

    慎重にやってきたのに、ここでミスをします。
    そもそもブランドロゴを消して下地の状態で水に濡らしても綺麗な平面であったのにポリを吹いたらロゴ周りが浮きだって見えてしまいました。
    今はもうクリアの奥にあるそれはもう手を出せない所にあります。

    今後の処理をかんがえながら5分〜10分の間をあけて数度重ね塗りをしていきました

     

    でね、これマスクとかしてしっかり吸わないようにしないと非常に危険なブツなんですね。よく水を弾くための防水スプレーと同じです。
    このクソ暑い中、バルコニーに出て吹いていたんですが、風が行ったり来たりして隣のおばちゃんが出てくるわ、よく見れば隣のビルの窓がスプレーした霧を吸い込んでいく状態が見えてヤバイヤバイってちょっとテンパってしまいました。
    実際に誰かがヤバイことになったワケじゃないですが・・・。
    で、ある時吹きすぎて細かい泡になっちゃったんですよね。これはもう消えてくれるのを祈るしかない。
    裏はライトの映り込みを見て貰えれば判るとおり、まだじんわりした感じです。
    すぐにでも平面を出して磨きたい所ですが、ここまで来たしもうすぐ旅行に行くし作業を中断してしっかり乾燥してもらおうと思います。
    本当はコンパウンドも必要ない位の照り具合ですが、やはり平面ではなく表面張力でエッジが盛り上がった感じの塗装面です。
    ペーパーかけちゃいけないワケではなく、バイクのガソリンタンクを同処理している方の記事見る限り、やはり耐水ペーパーをかけてコンパンウンドをかけて映り込みも素晴らしい出来になっている状態が判りました。

    自分もその路線で行く事にします。

     

    作業期間に夏休みの家族旅行を挟んだので、気にせずクリア部分の硬化を進めました。多分72時間位放置してあれば問題なく硬化するんだと思います。(乾燥ではなく二液の化学反応で硬化するので)
    で、旅行から帰ってきてシャワーを浴びて休む間もなく、すぐに作業に没頭。
    おっかなびっくりですが、ヘッド裏から平面を出していきます。
    さすがに800番ペーパーからがっつり行ってクリア層剥けたら泣けるので、慎重に優しくこすらず滑らすように1000番で平面を出していきます。
    案の定、ペグの穴周りが丸く輪になって高くなっているので、その平面出しをして大方やすりがかかったら2000番で磨き半分最終的な面出しをしていきました。
    左の写真はヘッド表、裏共にそこそこ平面を出せた状態です。
    この状態だとブランドロゴも均一に平らに見えるんですけどねぇ、磨くとまた輪郭がくっきり出ちゃうのかな〜とちょっと凹み気味。
    心配していた4弦ペグ下にあった泡層でしたが、天の川の用にヘッド縁のラインに向かっていってるのが消えずに残ってしまいました。 ちょっと後悔してもしきれない部分ですね、マジ残念。
    まぁもうどうしようもないので、諦めるとして・・・こうして磨くと上にあったウレタンを吹いた時に光を当てるとボヤけて見えるように、平坦じゃないのがよく判ります。

    そこを慎重に軽く軽く研いでいきます。ジーンのサインのPUNISHERのSの伸びた先には、水滴の波紋みたいな丸い轍があったんですが、幸いにもこの平面を出す作業で消えてくれました。

     

    さて、綺麗に磨き前の下地も出来たので、コンパウンドを使って磨いていきます。
    まずは「ピカール」・・・これは金属磨きっていう位なのでがっつりやってしまうと、後々泣きを見そうなので優しく念入りにあくまでも軽く磨いていきました。
    ある程度のテカリが出てきた時点で止めて、カーショップで買ってきた液体コンパウンド「超鏡面仕上げ」を使って磨きます。
    平均粒子サイズが1μmって位なので、サラサラなんですがじっくり軽くさすってやると、かなりの鏡面状態になりました。
    ある程度鏡面っぽくなったら、自作のバフでゆっくり面を綺麗に慣らしていきます。
    この作業は本当にまじめにしっかりと焦らずやりました。
    とか言いながらバフのかけ具合がいい加減になってしまい、キズを作ってしまったのでゆっくり目の回転で全面処理をして、ようやく望みどおりの状態にする事が出来ました。

    Cortのブランドロゴ部分は心配を他所に綺麗に段差が見えなくなりました。いずれ塗膜が痩せて目立つような事があるかもしれませんが・・・。

     

    これはラッカー塗装の乾燥を待っていた頃に作った自作のバフです。
    本当は、中心からある円周迄は縫って纏めてしまうようなんですが、あえて軸だけで留まっているスタイルになっています。
    こんなスタイルなんで高速で廻すと突出した面がノコ歯の様になって、塗装面をキズ付けてしまうんですよね、早く気が付けよ、と
    それでもネックとヘッドの首の辺りの磨きには、このバラバラと円盤が細かく分かれることで自在に磨く事が出来たんで良かったです。(素材は綿100%のTシャツです)
    さて、肝心の磨き状況ですが、表面は地のポリ層を削ってしまったので、その轍感が無いワケじゃないんですが、こういう角度の写真では判らないのでまぁ満足です。裏は本当に綺麗に仕上がりました。

     

    両面の仕上げも出来て、SchallerのM4aを付けました。
    ペグ位置は友人に撮影してもらったオリジナルの位置を参考に、軽く表からのナットで締めて裏側の位置決めをしました。
    これが結構悩みどころだったんですが、微妙に同じにならないので(特に上が)これまた調整に問題が無いように留めました。
    下は縁に並行に、上は刻みのあるラインをナナメに縁が通るように(説明しづらい)若干曲がって付いています。
    写真の写り具合で曲がって見えるのは認識しているんですが、まぁこんなもんでしょう。
    弦も晴れてローラーブリッジを通してペグに巻きつき、ブラスの切り出しで作ったナットも具合良く弦を支えてくれ状態的には元に戻った感じです。ブリッジがまったく違うモノなので、調整に手間取りましたが弦高、弦幅、オクターブチューニングも済ませ、状態は良いです。

    トラスロッドカバーは実はトップのねじ1本で止まっているだけです。
    ここもCort製はヘアライン仕上げのプラ板でねじ3点止めなんですが、オリジナルは表面が鏡面で側面が黒くなっている、見かけない素材なんですよ。
    似た素材が見つかるまでは、このままでいいかな、と。
    それが付いた時が晴れて完成!となると思いますが、ブリッジ、ブラスナット、ペグ(マシンヘッド)が交換され、ヘッドの塗り直しが出来た事で表面だけはオリジナルを遜色無いかなーと自画自賛です。


    とりあえず、完成!!




     

     




     

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